こんなはずじゃなかった!

ふつうが一番むずかしい

刺青のおはなし

皆さんご存知でしょうが、

私の体にはいくつか絵が入っております。

 

入れた理由は

”刺青を入れる痛みを

知らないまま死にたくなかった”

お話にきくだけ、

想像だけじゃなんだか物足りなくて。

別に子を産む予定もないし、

と最初の一つは軽い気持ちで。

 

一つ入れたら最後、入れたい欲求に終わりはないんだろうなぁって。

 

まぁ、刺青を入れる人間は

身体像境界がモロモロなんでしょう

私もそうだと思っているので仕方ないけど。

 

入れてる絵柄はいろいろ。

縁起が良さそうなものが多いかな。

願掛けだったり憧れだったり、

込めてる理由は様々。

 

今日はその中の1つ、

右腕にある兎の刺青のお話。

これ、はるさんをイメージして

彫ったんですよね。

気持ち悪いだろうから本人にも言ってないし、

ここを彼が見ることはないだろうからきっと知ることもないだろうし。

ここを見てくれたあなたと私の秘密です。

 

色も薄くて、見難いけれど

入っているものでは一番目立つ箇所に

私なりの思い入れを込めて、わがままを言って

小さいサイズだけど桜の入った兎を。

変わりたいの願いを込めて

 

いろいろ変えたくて

本当に愛おしくて恋しくて

でもそれはあんまりよくないなぁって

私の気持ちを鎮める為に彫ったもの。

 

 

 

大好きで大好きでとってもいとおしくて

恋しかったんですよ。